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才能がない人はアニメーターになろう‼︎

本当に才能がある人はアニメ業界に行かずとも今時、YouTubeや電子書籍、同人誌などいくらでも絵を商売に出来ます。  12年前の僕は単体で攻める勝算がなかったのでアニメ業界に入り修行しました。  そういう考え方もあります。

漫画家、イラストレーターはいきなり一国一城の主。  いきなり単体で絵で食うのはちょっと……という方の選択肢としてアニメ業界のアニメーターはあります。  家でいくら描いてもお金なりませんがアニメーターは一枚何百円かにはなり、1カット数千円、一カ月数万円、腕次第で絵だけで食えます。

アニメーター単体では一切お金は入りません。  仕事を振る制作がいて制作が所属するスタジオがあり、スポンサー、出版社などメーカー、原作者がいた上でギャラが発生します。  その分ほぼ『確実』に入ります。  漫画家、イラストに比べてアニメーターは『ローリスクローリターン』の絵描きとも言えます。

絵はまあ上手いんだけど単体でキャラがバカ売れするほどじゃあないんだよなあ〜…。  という程々に才能があって才能がない人というのが実は『アニメーター』としては向いてます。  どんなに優れたアニメーション能力があってもキャラが売れたら原作側になったりと純粋にアニメーターでなくってしまう。

絵で食べるということそのものがかなりトリッキーな中にあってそれでも『アニメーターになる』は相対的に堅実な部類です。  流行りに左右されにくく、画力がダイレクトに収入に直結するから。  他の絵描きでは100か0かですがアニメーターにはまあまあ食える〜ヤバイかもなど無限のグラデがある。

一本線よりも迷い線

淡白・・・  「なんでそんな絵で確信的に線引いちゃうかな〜」というのはよく思う。  「もっと迷ってよ。そして色々調べようよ。」と思う。  レベルによっては一本線よりも迷い線の方がむしろ伸びしろを感じます。  迷い線は的確な知識がついていけば減るが間違ってる確信線は矯正が難しい

だから「どうしても線をまとめられません・・・」という質問がたまに塾生からありますが淡白な確信線よりはマシかもしれません。  線がまとめられないのは経験、知識が経ちないからであってそこから適切に物事を見ていけば楽に伸びる。

迷いすぎて全然決まらない・・・ という心の弱い人もハイレベルでいますが・・・  まずそれ以上に淡白なパターンが多い。  なぜそこにシワがあるのか?影が四角なのか? アニメーターっぽいチャカチャカした絵ですよね。 気がついたら古くなって気がついたら使えなくなってたりする。

「線を引かない」っという選択肢もあります。  例えばエラ張りがどうしても気になる人は線をアゴラインに引くのをやめるか一部にとどめてみましょう。  線を引けば引くほどに情報が限定されむしろ立体感がなくなる場合があります。  シルエット+最低限の線がアニメを動かす時には特に使いやすいです。
無意識の意識化‼︎  最大の敵は己の無意識。  これは絵から人生哲学に通ずる真理。  なんとなく引いた線には力はない。  練習とは無意識時間を極力減らし、常に線を意識下におき表現をコントロールし尽くすためにやる。  実は僕のノウハウの根本は常にこの部分に終始してます。
絵がある種のコミュニケーションツールであるならコントロールしなければ他人に伝わらない。  むしろコントロールされてない部分をノイズとして他人に伝わり・・・ 『見にくい→醜い』原因になる。  つまり下手っぴに見えるということ。

デッサンの目的→思い込み脱却!!

◯デッサンのよくあるミス  ・肩胴腰の流れがまっすぐになる  ・関節は思ったより細い  ・手足の関節は肘膝でずれてついてる  ・手足の山部分が斜めにずれてる(各部位シンメトリを避ける)  ・顔の表現漫画的にならないように面で分けるように  ……など。  ※デッサン=実写線画化として使ってます。

デッサン⇨実写の線画化ができればスムーズになんでも描けるようになります。  家、車、自然等々。  描けないというのは自分のフィルターが掛かっているから描けない。  アニメ、漫画絵が好きなのにデッサンはシンドイですが「絵の拡張性」の分岐点でもありますので是非挑戦してみましょう!!

デッサンにおいて上手く描こうとすると上手く描けない。  上手く=魅力的に=思い込み手癖の記号を打ち込もうと思ってしまう。  『頭空っぽの方が夢詰め込める〜♫』なわけです。  なるべく思い込みを捨て見たまんま指を動かす。  時に薄眼にしてしっかり見ない… など。
指先の行きたい方向に抗う‼︎ ワケです。  その違和感が思い込みと闘ってる瞬間。  これがむしろ楽しいくらいになるとどんどんいろんなモノが描けるようになる。  絵は手先の器用さなんかよりもここら辺の禅問答みたいな部分が大きい気がする。  思い込みとの闘い‼︎

実写の特にミドル以下サイズの顔がとにかく苦手という人多いですがまさにそういうこと。  自分のかわいい、かっこいいイメージの漫画記号に一度変換するから元写真と離れていく。  『面を分ける』ことだけ意識してみよう。  髪と顔の比率。目と口の位置など。  実は鼻なんかなくても顔に見える……

例えば横顔なんか鼻、口、顎と描いてるうちにバランスが悪くなる。  細部しかみてないから。  後頭部との位置関係をみたらそんな前に出てないし大きくないかもしれない。  そういう視野でみればアタリとしては鼻下は一本線の方がバランスとれる。  全体においてもそうでいきなり細部を見てはいけない。

「全体のバランスを見る」=「細部はあえて見ない」・・・ということ。  解像度を下げることで第一段階で基本的な比率や流れ重視で見れるようになります。  理想は一発で全部ですがそれには慣れが必要なのでとりあえず分けてみるようにする。

上手い人の電車クロッキーなんかによくあるカクカク四角人間。  ああいう感じでまず見る。  細かいところを線追いし…

いきなり原画をやる末路!!

才能がある人ほど動画からやって欲しい。 素人で結構上手いといきなり原画を振ってくる業界人がいますがこれにのると・・・  「トリッキー系」になり後々仕事の幅を狭くすることになる。  原画の後に動画に戻るの逆にかなり覚悟がいるのでやはり動画→原画の流れ推奨!!


素人で動きが上手いのとプロのレベルの画面クオリティはやはり隔絶の差があります。  プロの画面を覚えるのが緻密な動画作業です。  動画でちゃんとトレスを覚えておかないと原画の線が引けない、まして作画監督の修正が拾えない・・・と集団作業が成立しません。
そしていくら動きのセンスがあっても最終画面のフィニッシュまで決められないと結局は「動きの切れ」も悪くなります。  なので才能ある人ほど勿体ないので正攻法で行って欲しい。  上手い素人として鳴り物入りでいきなり原画をやっても結局、エフェクトアクションのみなどトリッキー系扱いになります。

「すぐにデビュー」と「2、3年の稽古レッスン」のどちらがアイドルとして大成するかに似てるかも。  絵描きも実は「芸能人」の一種。  すぐにデビューでも自己修正を常にやって行ける人なら大丈夫だけどそっちの方が逆に難しい。