2014年9月23日火曜日

就活の話

<就活の話>
立て続けにネット添削で出たのでこの話もしておきたいです。

◎「人並みの幸せ」=「結婚、子どもを持つ」をアニメーターになって手にしたい人は・・・
・男なら100%か0%
・女なら割と誰でもオススメ。
男女差別かよ!?っという突っ込みがありますが上の条件で行くと、うまく他人に食わせてもらえる性質の男でない限り、男が女を食わせて行く前提だとそうなってしまいます。
だから自ずと室井の私見ですが就活の相談を受けると男女でいうことは違います。
簡単にいうと男性の方が覚悟を求めます。
女性はある程度上手ければ内職としてアニメの仕事は自由がきいて子育てが落ち着いて再開など出来ますのでオススメしてますが、男性で食わせる前提だと年齢万円をこなさなければならなくなります。
すなわち30歳=月収30万円、40歳=月収40万円です。
これでも家族を養うのに十分ではありますが現代の最低ラインではないでしょうか?
この年齢万円をアニメーターで達成するには順当に出世する必要があります。
TV班ならローテ作監、メインスタッフクラスなどです。
現場の話でいうとこの人の絵をそのまま画面に出して大丈夫だよねってレベルです。ここに行けない限り年齢万円は無理です。

これは性差と関係があると思うのですが男性の場合、学校の成績などもそうですが極端に振れます。つまり極端に上か下かにです。
アニメ業界も同じです。
それに比べ女性はめちゃくちゃ下手な人はいないし、人間関係を壊すほどのスケジュール遅延をしてまで、命を張ってまで描く人もいません。(極稀にはいますが)
そんな感じですので特に男で「幸せ」を求める人は余程の覚悟でアニメーターを目指して下さい。
上記の「幸せ」を前提にしない場合は特に当てはまりません。

◎あとポートフォリオの考え方です。
受けたい会社まんまの内容で良いです。
つまりそのスタジオで作ってるアニメを数秒で良いから再現さえすればそのスタジオで「使える」ワケですからそれが一番のはずです。・・・しかしそれはローテ作画監督、メインスタッフ級じゃないと出来ないので現実的には無理です。ではそれをどうブレイクダウンするか!?が問題になりそうですね。

デッサン、模写、自作、背景有りを何割ずつ入れれば受かりやすいですか?!っと言えばそんなの人によるのでないでしょうか?
それこそ自信があれば一枚でもいいし、自身がなければいくつか能力をアピールするアプローチを作る必要があります。

そして極論を言えば「好きに描いて出せば!?」になってしまいます。それで落ちるようならその会社に元々合わないっということになります。
これからの就活はそもそも就活の概念から考え直した方が良い場合もあります。
まるで有名は学校に入るのが良いがごとく有名は会社に入りたいっという思考法だと就職を最終ゴールに設定してその先がないことになります。それだと実は就活すら上手く行かなくなるのが現実。
ここらへんは「働きマン」に書いてありましたねw

すなわち「どこに入りたいか?」よりも「どんなアニメーターになりたいか?」を考えて下さい。
そのイメイージがあまりにぼんやりしている人はアニメーターにならないことをオススメします。

やりたい作品でいうと実はその作ってるスタジオに入った方がやれないっという不思議なジレンマがあったりします。
スタジオで班が違えば余程実力を見せない限り新人に班移動なんて出来ないんですから、すなわち横でやってるのに描けないっという不思議現象も起きます。それだったら外部からフリー参加した方ができる場合だってあるわけです。
そのくらい就職前の仕事へのイメージや妄想中と現実の仕事って乖離してたりします。

そして「スタジオ」ありきの就職をするとそこでダメだとアニメーターそのものを辞めてしまいます。

なぜ自分がアニメーターをやりたいのか?!明確に言語化できるようにしておかないと辛い時にその壁を越えられないのでなる前にそこらへんはしっかりと考えておいて下さい。

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